日本のパワーバランスは東京を中心とする首都圏が圧倒的に１番手、次に大阪京都神戸の三都物語を中心とする関西経済圏が２番手、３位以下に関東関西のちょうどセンターラインこと愛知、試される北の大地こと北海道……と続いている。 いわゆる大都市への一極集中型＋吸い上げられる周辺地域と地方という逆ドーナツ構造が形成されている。悲しいかな、我らが四国は経済力という点においては一歩も二歩も遅れを取っている。 さらにその四国のパワーバランスは愛媛と香川の２強、そこに３番手４番手として徳島と高知がドングリの背比べをしている、というのが悲しいかな地方の実情。
こうやって並べると牧歌的なのに、悲しいかな、現実は結構な格差がある。
経済格差はいうまでもなく、人口にも大きな差があり、高知や徳島は実質愛媛の半分だ。きっと有事の際に私たちに支給されるポンジュースは、水で半分に薄められているだろう。 選挙区で見ると徳島と高知は国政選挙（衆参院選）で合区にされてしまう有様だ。ふたりそろって一人前、これは住民からしたら屈辱的な評価だが、じゃあいっそ開き直ってふたりでひとつ、私達キュアうず潮（徳島）とキュアポン酒（高知）でふたりはプリキュア、とでもいわんばかりに徳島と高知を合併させてみてはいかがだろう？ お隣同士、なんか微妙に仲が良いとも悪いともいえない関係にある徳島と高知。四国山地があるせいでなにかと交通の便は不便だし、お互いの県庁所在地に行き来するには高速道路を使ってもめちゃくちゃ時間がかかる。おまけに海岸方面の鉄道は途中で寸断されている。
しかし両県には意外と共通点も多いのだ！
みなさまご存じ阿波踊りと、ご存じかどうか知らないけどよさこい祭り。 発祥は阿波踊りの方が遥かに古いものの、阿波踊りに対抗して作られたのがよさこい祭り。 素手と鳴子、直進進行とジグザグ信仰、基本形至上主義とアレンジ自由、なにかとアシンメトリーな関係になる両祭り。なお、運営がなんか黒いのはどちらにも共通している点。そこはアシンメトリーであって欲しかった。
徳島も高知もマイルドヤンキー多めの土地柄と思いきや、実は結構オタクに対してオープンな街だったりする。徳島にはマチ☆アソビなるオタク向けイベントがあり、高知は高知でまんさいなるオタク向けイベントがある。開催日にはコスプレイヤーのみなさまが商店街を闊歩し、時折なんやなんやって視線は向けられつつも、うまく溶け込んでいるように見える。 なんか後ろ暗い話も聞こえてこなくもないけど、行政との折り合いはいつの時代も難しい。将来的にはうまく定着して欲しいものだ。私はオタクじゃないけど。お、おおお、オタクちゃうわ！
高知名物のカツオのタタキは焼いている時の豪快な火力、バイオレンスな響き、ちょっと県外では考えられない分厚さで有名だけど、徳島にもそれに負けないインパクトのある名産品がある。 そう、はんごろしだ。タタキに対してはんごろし、ここでもいい感じに噛み合ってる。
この画像で有名な**【はんごろし】**は徳島県那賀町の名産品。一体どんな凶悪な姿をしているかは各自、グーグル検索で調べていただきたい……！